岐阜県美濃市 小坂邸
2012年1月12日㈯ 冬・美濃まち あつき・吟遊ライブ
美濃市常磐町 小坂邸 ライブ¥4800 宿泊込¥9800
出演 木村充揮、 むらなが吟
次の遠征ライブは岐阜県でした。
車で行きました。日帰りにするか迷いましたが、
宿泊費がお安いので、宿泊することにしました。
その時に、他のファンの方と相部屋になりますと言われました。
ファンの方となら相部屋も楽しいかなと思い、了承して申し込みました。
小坂邸 小坂家住宅
小坂家住宅は国指定重要文化財だそうです。
江戸時代から続く、造り酒屋だそうです。
岐阜県美濃市美濃町は「うだつの上がる町並み」と言われ、
重要伝統的建造物群保存地区に選定されているそうです。
江戸から明治時代にかけて造られた商屋が軒を連ね、古いたたずまいが素敵な町でした。
ライブまでの時間をぶらぶらと散策して、
和紙のお店へ行きました。
「美濃和紙」はユネスコ無形文化遺産に登録され、国宝級の古文書や絵画の修繕に使用されるほどだそうです。
凄いですね!
ライブ会場の小坂邸にはたくさんのお客さんが集まりました。
座布団に座ってのライブもなかなか斬新で良かったです。
木村さんのライブはお酒が付き物。
酔っぱらったお客さんがふらつき、ガラス戸を割ってしまいました💦
お客さんは真っ青、スタッフさんも…
ライブは滞りなく続きましたが、
その後はどうなったんかな。
ライブはもちろん!最高でした。
相部屋、聞いてないと言われ
ライブが終わり、旅館へ戻りました。
窓からの自然の景色がとても素敵だったと記憶しています。
相部屋にファンの女性二人が来ました。
二人は友達同士でした。わたしよりはかなり年上の方たちでした。
でも、二人とも相部屋ということは聞いてないと言いました。
うわぁ~とわたしは困りました。
友達二人で積もる話もあるだろうと思いました。
お邪魔やろうなぁ、わたし、どうしよ、帰ろうかなと考えました。
あちらも戸惑っていました。
わたしは、「わたし、帰ります」と言いました。
そしたら、「そんなこと言わないで、泊まっていって」と言ってくれました。
むこうもはじめは戸惑われましたが、気持ちが落ち着いたようです。
でも、わたしは何だか大阪へ無性に帰りたくなったので、
やっぱり帰りますと笑顔で出発しました。
父からの電話
泊まっていっても良いかなと思ったのですが、
なぜか無性に帰りたくなり、車を走らせました。
そしたら、和歌山に住んでいる父から電話が鳴りました。
なんだろう?と出てみると、
「口から血が止まらない。病院へ行こうと思う。でも、和歌山の病院へ行くと
後々、大変だから、大阪の病院へ行く。なので、今から大阪へ戻る。」
と、いう内容でした。
わたしはビックリしました。
「わかった。大丈夫?わたしも今は岐阜から大阪に戻っているから」と伝えました。
夜中に大阪に着き、父と一緒に救急病院へ行きました。
口から血、すごく不安でした。
病院では結核の可能性があるかもと、隔離室に通されました。
父と一緒にいるわたしは、「もし結核なら、わたし移るやん」と冗談ぽく笑いました。
結局、結核ではありませんでした。
入院する父を送って、エレベーターを待っていたら、
担当医が来て、「お父さんはおそらく肺がんです。」と言われました。
わたしは「え…」と絶句しました。
そんな告知を今、エレベーターの待つところでするんや…と考えてました。
どうしよう、と不安でした。
無性に帰りたくなったのは、なんとなく父からの思いをキャッチしたからかもと思いました。
後日、担当医から父の肺がんはステージ4で余命1年と伝えられました。
父のことはもちろん、ライブにも行けないなと悲しかったです。
でも、去年からずっとライブに通い、ずっと通える状況なんて続かないのも当たり前かな、とも思いました。
おわり
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