悔しい気持ち
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2015年7月 あるイベントの打ち上げに参加しました。
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大阪で活躍するミュージシャンが営む飲み屋さんのカウンターでの会話です。
先日の和歌山とうせん房でのライブの話をしました。
「いつもは和歌山田辺オレンチで開催されるのに、マスターのまらきんさんの知り合いの奥さんが
木村さんのファンでその奥さんのお店で開催されたのが、羨ましかった。
わたしは二年前に木村さんのライブを開催したいと事務所にメールをしたけど、
事務所からは一般の方からの依頼はお断りと返信が来たのであきらめていた。
わたしも気持ちは強いし、誰にも負けないくらいやりたいし、
ライブにもめちゃくちゃ通っているし、とても悔しく思った。」
と、言いました。
この言い方が良いか悪いかはわかりませんが、
気持ちをそのままストレートに言葉にしました。
木村さんはすぐに
「お前、一回であきらめるんか?!」と言いました。
わたしは、ホヘっと気が抜けて「え?!いいの?!」と言いました。
木村さんは「ええよ」と言いました。
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木村さんは気持ちを大事にする人です。
プロ、アマ関係なく気持ちを持ってやる人間には
出来る限り応えてくれる人。
人気者ですし、たくさんの人間関係のしがらみがある中でも
自分がやりたいと思ったらやる!という人です。
そして、その秋ごろにわたしが主催する木村さんのソロライブが決まりました。
負けず嫌い
木村さんのライブに足繫く通い、四年目でした。
木村さんとまともにお話をするにはだいぶ時間がかかりました。
今の木村さんの年齢や雰囲気では想像がつきにくいですが、
相当な人見知りです。
お酒を飲んでワァワァと話す分にはとても距離も近くて、
仲良くなった感じがするのですが、
わたしはあまりお酒を飲みませんので、普通のテンションで木村さんに接します。
なので、最初の頃はほとんどおしゃべりも出来ず、
ちょっとしゃべったと思ったら、次に会う時にはまた初めて会うようなぎこちない空気が流れます。
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初ライブが決まったので、テンションが上がったわたしは木村さんに
「なんであんまり喋ってくれなかったの?もうライブ行きだして四年も経つよ。」と聞きました。
意外な返事が返って来ました。
「房之助のファンや思ってた」
わたしは木村さんを知ったきっかけが、
近藤房之助さんとの木村さんの”男唄”でしたので、
そのことをよく手紙に書いていました。
「え~~~。。。。。」と絶句しました。
木村さんの負けず嫌いが垣間見れました。
おわり
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